コラム Column
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公認会計士でありながら、不動産投資で1億円もの売却益を得るなど、成功を収めてきたAさん。しかし、もともとは企業に就職して勤め続けることが当たり前だと思っていたそうです。なぜAさんは不動産投資という道を選び、成功することができたのでしょうか。その学びの過程に迫りました。
―初めに、ご職業についてお聞かせいただけますか。
13年間ほど、四大会計事務所の1つで、会計士として働いていました。
最終職位はシニアマネージャーで、昨年に退職したばかりです。
―なぜ不動産投資を始めようと思ったのでしょうか。
そもそも投資を始めようと思ったきっかけは、本です。
私の父が企業勤めだったこともあって、観念的に、いい大学に行っていいところに就職する。そしてずっと勤め続けるのが当たり前なのだと思っていました。
そんななか、「金持ち父さん 貧乏父さん」という本に出会いました。本当に衝撃的でした。今までの自分はなんだったのかと……、価値観がひっくり返りました。
もう1冊あります。そこから会計士になった後に、「ユダヤ人大富豪の教え」という本を読みました。その中に自由人・不自由人というお話があるのですが、その不自由人に思いっきり「会計士」と書かれていたのです。「おれ、不自由人か!」と。
―それは衝撃的でしたね。
当時は貯金も多くはありませんでしたが、いつかやろう、いつかやろうという気持ちはありました。それから株(先物)にも手を出した時期があったのですが、結果的に上手くいかなかった。
あとは、身近に不動産投資をしている会計士がいたことは大きかったですね。アドバイスをいただける環境にあったので。その方がメンターになってくれていました。
―最初に買った物件はどのように決めましたか。
2012年に不動産を買うと決めた際に、本を20冊ぐらい読みました。その中の1つにしっくりくる考え方があって、それを軸にしていましたね。本業を持ちながらも、副業でしっかり儲けようという考え方で、地方RCで利回り12%のものを買いましょうという。
当時は貯金も数百万程度で、都心の物件は手が出なかったことも、その考え方に至った理由の1つです。不動産投資ブームの影響もあって、結局、利回り10%になりましたが1億円で物件を購入することができました。
―その後、不動産投資に対する考え方に変化はありましたか。
雪国の物件だったので、冬になると思いがけない費用が掛かるのです。雪を解かすロードヒーティングとかも必要ですし。そう思っていたら、利回りが下がってきました。
東京に進出したいという思いもあったので、売りに出してみました。そうすると、+3000万円ぐらいで、すぐに決まったのです。大きな資産の塊ができました。
なので、地方RCで利回り12%という考え方は、最初だけでしたね。
その後、すぐに東京で新築を建てました。鉄骨で利回り8%ぐらいの物件を2棟です。それがすごく順調で、ますます不動産投資の熱が高まりました。これも売ってみると、なんと1億円ぐらいの売却益が出たのです。
そこで確信しました。不動産投資は場所をしっかりと選べば、必ず事業になると。
―現在の投資の判断基準について教えてください。
返済と収入の比率で、5割は絶対にキープしたいと考えています。それともう1つは、誰もが欲しがる物件であることですね。堅実な方向で考えています。
―会計士としてのスキルが活かされたと感じたことはありますか。
常に感じていますね。経歴やスキルはもちろんですが、事業計画を自分で作れる、というのは大きいのかなと思います。例えば10~30年持ったときにどういう収支になるのか、残債がいつになったら返せるのか、いつ売ったらどのような結果がでるのか、などですね。損益計算書やキャッシュフロー計算書なども自分でさっと作れてしまうのは、強みだなと感じています。
―これは専門家でないと難しいことでしょうか。
そんなことはありません。
利回りやキャッシュフローなど、勉強すれば誰でもわかることは多くあります。
気を付けるべきポイントとしては、コンフォートゾーン、つまり現状維持に甘んじる心地よさをいかに打ち破るかということですね。
何か新しいことをしようとするとき、絶対に不安な気持ちになりますし、周りの人も止めてくるんです。そこから抜け出すことが大切だと思っています。
―振り返ってみれば、A先生はコンフォートゾーンから抜け出した体験が多いですね。
そうですね。本やセミナーを受けて、自身の考えが変わったことは多いと思います。
私も最初の投資をするとき勇気が要りましたが、そういった不安や現状維持に甘んじる心地よさを打ち破るという考え方に出会えたことが、背中を押してくれていたように思います。
―今後の目標などはありますか。
目標というようなものではないかもしれませんが、集中投資をしたいと考えています。
私は築古の木造や鉄骨も所有しているのですが、配水管の修理や外壁のメンテナンスなど、困る部分がたくさんあるのです。これを続けていくよりも、誰もが欲しがる「都心」レジデンスに集中した方が明らかに良いので、今はその整理をして、次の投資に臨みたいと考えていますね。
―最後に、読者の皆さんへ向けてメッセージをお願いできますか。
不動産投資は、人生のステップの中でも、選択肢の1つだと思います。例えば、ベンチャー企業を立ち上げて成功する、株取引で成功するなど、なんでもあると思います。あくまで、その内の1つだと思うのです。
自分の時間であったり、どういうスタイルでいくら欲しいのか。そして、それを実現させるためには、どういう投資の仕方をしたらいいのか。そういった自身の状況や目標を照らし合わせて考え抜いた上で、もし不動産投資に行きつくのであれば、「これだ!」と思って勉強するべきでしょう。
さらに言えば、都心・地方なのか、新築・築古なのかとか、いろいろな投資の方法があります。自分はどこを目指すのか、と掘り下げていって、自分の目指す不動産投資のやり方、つまりマインドセットができれば、あとはもう、一歩踏み出すだけですね。
そのように考えていって辿り着くと、自然と不動産投資について勉強したくなりますし、モチベーションも上がってきます。
私、銀行探しとかも、ほぼ自分1人でやりました。どんなつてを使ってでもコンタクトを取ったりして。けどそのときって、書類を1人で作らなければならなかったり、本当に大変なんですよ。さらに、つてがない場合は、「すぐ近くなんですけど、不動産投資の融資やっていますか?」と地元の信金や投資対象物件の近くの信金に飛び込み電話・訪問なども何度もしました。それでも、やっぱり自分で不動産を買いたいって強い気持ちがあったからこそ、どんなに大変なことでも乗り越えられたのだと思います。
―貴重なお話をありがとうございました。
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